astrology lyrics

月の満ち欠けで詠む星の詩

星を読むために大切なこと

自分の人生に納得していなかった私は、

救いをスピリチュアルに求めていた気がします。

 

過去の私にとって星読みはその一つでした。

 

星が読めるようになれば宇宙の流れに乗れる。

そうすれば人生が変わるんだ。

そう思い込んでいました。

 

(もう一つは

自分の生まれてきた意味を知りたかったから)

 

あの頃の私は、

占いというものは学問とは違い、

誰にでもできるものだと思い込んでいたのです。

(勉強はできないけど占いならできるっしょーっていう…)

 

教えてもらえれば絶対読めるようになるはず。

チョロイチョロイ。

浅はかですね。

(でも知ってたら踏み込まなかったかもしれないから良かったのかな)

 

星の世界に踏み込んでみてわかった、

難しいこと、難しいこと…

 

覚えることも多いし、

そしてなおかつ、

天体と星座とハウスとアスペクトを組み合わせなきゃいけないですからね。

最初の頃はよく頭が痛くなってました。

(白髪が急に増えた!)

 

読みはじめの頃、ある占星術の先生が、

星読みの勉強に最適なのは「月の満ち欠け」に沿って週に一度星を読むこと

だとおっしゃっていたのを耳にしました。

 

真面目な私は、さっぱり読めもしないのに

週に一度星を読みはじめました。

松村潔先生の「完全マスター西洋占星術」を片手に。

 

最初の頃は星を読むのに丸1日かかっていました。

 

自分のためだけに読んでもよかったのですが、

それじゃいつかやめちゃいそうだと思ったので、

自分を追い込むためにブログをはじめました。

(このブログじゃないです。)

 

私のブログなんてそうそう読んでいる人もいないのですが、

それでも全世界に公開している手前、下手なことは書けないと毎回かなりプレッシャーを感じていました。

 

読めなくて読めなくていつも半泣きでした。

 

なんでそこまでして読むのかって…

あわよくばプロになりたかったからです。

星でお金儲けができたらいいなって、ホント短絡的。

 

星を読んでブログにアップした後も毎回自信がなくて。

 

答え合わせのために人気占星術家の皆さんの星読みを読むのですが、またそこで自分の才能の無さにノックアウト。撃沈…泣。の繰り返しでした。

 

あの頃いろんな方の星読みを読んで気づいたのが、

まー、人によって読み方が違うということ。

 

それまで正解・不正解の世界で生きてきた私にとっては目から鱗でしたね。

これで良いのかと。

 

星読みが正解のないものだということを頭ではわかっていたものの、現実的に直視するきっかけとなりました。

 

とにかく失敗したくなかった私は、人気占星術家の真似をすることばかり考えていました。

 

あの人はこういう読み方をするからこう読まなきゃ。

 

でも今度はその読み方に縛られて、読むのが窮屈になっていきました。

 

なんだか笑い話のようですけれど、

あの頃は必死でアイデンティティ獲得のために頑張っていたのです。

 

社会では評価されないけれど、

星読みでは評価されたいと。

敏感な私には

スピリチュアルしか残ってないんだと、

それはもう必死だったんです。

 

そう、

星が読みたかったわけじゃないんですよ。

社会的な評価が欲しかっただけなんです。

 

私は社会的な評価のために星を利用したのです。

 

でも

窮屈で窮屈で星読みが苦痛で

もうヤダー!!!

 

ってなってはじめて気づきましたね。

 

 

純粋に好きで星を読んでなかったって。

 

 

そこで星を読むのをやめても良かったのですけど不思議とやめなかった理由は、

 

星を読むようになってから

季節をかなり意識するようになって、

それがものすごく心地良かったんです。

やっぱり私も自然の一部なんだな〜って。

 

それともう一つ。

占星術の哲学に惹かれていたからです。

古代の叡智の奥深さに魅了されていたというか。

 

 

正解はないんだから純粋に好きに読んでみよう。

 

そう思って読んだ星読みがとにかく楽しくて。楽しくて。

 

言葉遣いも好きなように。

感じるままに。

 

あのとき、生まれてはじめて「私だけの表現」が生まれた気がします。

 

(実はそこからも紆余曲折あって

今の星読みのスタイルになっています。)

 

今は自分の星読みが一番好きだし、一番当たります。

今は他の方の星読みは読みません。

 

 

結局私はプロではありませんが、

私が星を読むために大切だと思うのは、

 

表現です。

 

 

星読みには最低限の知識は必要です。

 

でももっともっと必要なのは

 

星読み手の表現力です。

 

 

自分の表現力を信用できないうちは星は読めないかもしれません。

 

人は本当にそれぞれ

10人いたら10人みんな違います。

 

だから同じである必要はありません。

 

 

自分=宇宙です。

 

表現することは即ち宇宙と繋がること

 

なんじゃないかなぁと感じています。

 

 

表現も1回でできるようになるわけじゃなく、

継続するから磨かれていくように思います。

 

 

ヨシ、これかも頑張ります!